エンジニア転職する上で、自社開発か受託開発のどちらにするかを1つの判断軸とする方も多いのではないかと思います。
私は自社開発と受託開発を両方経験し、それぞれのメリット・デメリットに関して身を持って実感しました。
そんな私だからこそお伝えできる内容があると考え、自社開発と受託開発に関して記載します。
前回の記事では自社開発に関して記載したため、本記事では受託開発編とさせて頂きます!
受託開発のメリット
多様なスキルを身につけられる
受託開発では複数の企業に対して製品を提供していることが多く、それぞれで使用する技術・言語が異なる場合も多いです。そのため、様々なスキルを身につけられます。
様々な技術・言語のスキルを身につけていきたい方にとっては、受託開発を行う企業の方が向いているかもしれません。
様々な会社と関わることができる
複数の企業に対して受注するため、1社ではなく様々な会社の方と関わることができます。
普段中々関わることのない業界と取引する可能性もあるので、交流の幅が広がります。
エンジニアとして好印象を与えることができれば、今後のキャリアにも人脈を活かせる可能性があります。
初期開発を行える可能性が高くなる
1社毎に開発が発生するため、初期開発から経験を積める可能性があります。
自社開発の場合は新規製品を作ることでもない限り、初期開発から関わることはできません。
受託開発の場合でも設計あるいは技術的な能力がなければ初期開発から関わるのは難しいですが、自社開発の企業に勤めるよりは初期開発に参画できる可能性が高いです。
受託開発のデメリット
納期が厳しい
顧客との契約で決められた期限までに完成する必要があります。そのため、必然的に納期が厳しくなります。
開発途中でトラブルが発生し遅延が発生すれば、残業や土日出勤となることも少なくないです。
調整に時間が掛かりやすい
自社の中で完結せず顧客の事情に左右されるので、調整に時間が掛かりやすいです。
特に大企業相手だと承認のフェーズが長いこともあるため、思うように進めることができない場合が多いです。
社内で最終決定を行うことのできる自社開発に比べると、スピード感が劣ります。
大きなリターンを得られる可能性が低い
受託した仕事に対しての報酬が決まるため、売上に限界があります。
開発した分の報酬は保障されますが、自社開発のように1つ製品を作れば他にも展開できる形ではありません。
エンジニアとしても、高い収入は望みにくいです。
まとめ
今回は受託開発のメリット・デメリットに関して記載しました。
- メリット
- 多様なスキルを身につけられる
- 様々な会社と関わることができる
- 初期開発を行える可能性が高くなる
- デメリット
- 納期が厳しい
- 調整に時間が掛かりやすい
- 大きなリターンを得られる可能性が低い
前回の記事では自社開発に関して記載しているので、良ければ↓からご覧ください!
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